ペットとのより良い暮らしについて考える市民ボランティア講座が14日、苫小牧市民活動センターで開かれた。山本動物病院(春日町)の山本雅昭院長が2000年3月の有珠山噴火の際、被災地に開設された動物救護センターの事例に触れながら、災害時における「同行避難」の課題などについて語った。
奉仕活動に関心を寄せる市民を対象に市ボランティアセンターが企画し、19人が参加した。
山本院長は有珠山が噴火した当時、伊達市に救護センターを開設し、避難した住民の飼っていたペットや飼い主不明の犬猫などを保護した北海道獣医師会の活動を紹介。獣医師のほか、各地から4500人を超える市民ボランティアが集まり、ケージの掃除や散歩、保護中に生まれた子犬の新しい飼い主探しなどに当たったことを振り返った。
環境省が推奨しているペットを連れた同行避難については、「避難所の中にペットの避難場所もつくることが本当に可能なのかが大きな焦点」と指摘。国のガイドラインでも、行政に対して災害時の動物救護に関するマニュアル作成が求められていることを強調した。
講座ではこのほか、市社会福祉協議会が犬猫の一時預かり事業について紹介。急に入院した高齢者のペットをボランティアが一時的に預かる仕組みで、事業開始から2年間で40匹の犬猫の利用があったと報告した。
















