苫小牧信用金庫(小林一夫理事長)と生活協同組合コープさっぽろ(大見英明理事長)は14日、コープの移動販売車「カケル」に同信金のATM(現金自動預払機)を搭載し、25日から胆振・日高の買い物困難地域の運行を開始すると発表した。食品を取り扱う移動販売車へのATM搭載は全国初といい、高齢化と人口減少が進む中、「地域に住み続けられるお手伝いがしたい」という地域密着型の両者の思いが共同支援事業に結実した。
札幌市西区のコープさっぽろ本部で14日、新しく導入したATM搭載の「カケル」がお披露目された。コープむかわ店を母店に週5日(火~土曜)、平取町、むかわ町、厚真町、安平町、日高町を運行し、このうちATMの稼働は火~金曜の週4日。とましんとコープさっぽろ職員の2人体制で運行する。今回新たに日高町宮下町地区など山間部の8カ所がコースに加わった。
ATMは店舗と同じように入出金、通帳の記帳・繰り越しが可能で、同信金以外の金融機関のキャッシュカードも利用できる。車両購入と改装はコープさっぽろ、ATMの購入・設置と防犯システムの費用はとましんが負担する。商品陳列スペースは従来より広く明るくし、肉、魚、野菜、日用品を800~1000品目そろえている。
小林理事長は「人口減少と高齢化に直面する地方で、買い物と金融機関へのアクセスを同時に実現する画期的な取り組み。大きな意義を持つ」と強調。大見理事長も「以前から一緒に社会貢献を、との話があり、当方の提案から短期間で実現することができた。日高モデルを成功させ、全道へ広げたい」と意欲を見せた。
コープさっぽろの移動販売事業は「地域貢献」を基本に2010年に夕張市でスタートし、現在95台が135市町で運行。店舗から半径50キロの60~90分圏が営業エリアで、全道の70%をカバーしている。
















