人手不足感が加速 道内企業雇用動向 運輸、ホテル・旅館で顕著 北洋銀

人手不足感が加速 道内企業雇用動向 運輸、ホテル・旅館で顕著 北洋銀

 北洋銀行は、今秋の道内企業の雇用動向調査結果を発表した。雇用人員判断DI(『過剰』と回答した企業の割合から『不足』とした企業の割合を引いた数値)はマイナス65となり、前年同期に比べ14ポイント低下。新型コロナウイルス感染拡大前の2017~19年(いずれもマイナス66)とほぼ同水準となり、行動制限緩和の影響を受けて大半の業種で人手不足感が急速に強まっている。

 業種別では前年同期に比べ主要8業種中、7業種で雇用人員判断DIが低下した。特に運輸業は8ポイント低下してマイナス84となり、最も人手不足感が強い。これにホテル・旅館業が69ポイントと大幅に下降してマイナス83で続いた。一方、建設業は8ポイント上昇したものの、マイナス71で3番目に人手不足感が強くなっている。

 職種別では、全職種で前年からマイナス幅が拡大。特に技能職(マイナス65)と営業販売職(同43)で人手不足感が強い。地域別では道央圏(同73)がトップで、道東圏(同72)が続いた。

 今後の雇用方針DI(『増員する』と回答した企業の割合から『減員する』とした企業の割合を引いた数値)はプラス61となり、前年同期比15ポイント上昇。こちらもコロナ禍前の19年(プラス61)の水準に並んだ。

 業種別では前年に比べ、主要8業種中、鉄鋼・金属製品・機械製造業と建設業を除く6業種でプラス幅が拡大。増員の雇用形態は97%が「正社員」。増員の理由(複数回答)では、「将来の人手不足への備え」が76%と最多だった。

 また、23年4月の新卒採用見通しでは、48%の企業が「採用する」と回答。前年同期に比べ7ポイント上昇した。

 調査は北海道二十一世紀総合研究所に委託し、8月中旬~9月中旬に道内企業700社を対象に実施。390社から回答を得た。回答率55・7%。

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