台湾唯一の格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾は16日、新千歳―台湾・台北線に新規就航した。新千歳空港の国際線としては約2年9カ月ぶりの新規就航で、新型コロナウイルス感染拡大後では初。政府の水際対策緩和を受けて今後、年末に向けて旅客定期便の再開、新規就航が加速する。本道冬の観光シーズン到来に間に合う格好で、関係者は「反転攻勢」に熱い視線を注いでいる。
新千歳空港を管理運営する北海道エアポート(HAP)によると、新千歳の国際線の復便、新規就航は今月から年末にかけて、8社が五つの国・地域で計6路線を予定している。スターラックス(台湾)が28日に台北線に新規就航するほか、アジア圏で定期便の再開が相次ぐ。
新千歳の国際線旅客定期便は、コロナ流行により2020年3月から全便が運休していたが、7月17日に大韓航空が韓国・仁川線で最初に再開。その後も3社が復便したが、水際対策緩和の遅れで再運休を余儀なくされ、9月中旬以降はチャイナエアライン(中華航空)の台北線、週1往復にとどまっていた。
これまで復便した各社も11月以降、「再々開」や増便を予定している。チャイナエアラインは11月1日から週3往復に増便。9月13日から運休しているティーウェイ航空も、11月3日から毎日1往復する。大韓航空は10月30日再開を発表し、その後撤回したが、早期再開を目指している。
16日の新規就航セレモニーで、HAPの蒲生猛社長は「路線が着実に定着するよう努力しなければ」と強調し、今後のさらなる復便の動きに「一つ一つの積み重ねを大事にしたい」と気持ちを新たにした。
国土交通省新千歳空港事務所の桜田薫次長も「コロナ禍からの復活の第一歩。観光推進、航空需要の拡大につながる」と歓迎し、「新千歳空港ひいては北海道の発展に貢献できるよう、HAP、地方自治体、業界関係者と連携して取り組む」と述べた。
















