道内市町村の決算概要 日高町(実質公債費比率)ワースト21位 白老町は財政状況改善 道21年度速報値

道内市町村の決算概要
 日高町(実質公債費比率)ワースト21位
白老町は財政状況改善 道21年度速報値

 道は、2021年度道内市町村の決算概要を発表した。収入に対し借金の割合を示す実質公債費比率が、国の関与が強まる財政再生基準(35%)以上の市町村は前年度同様、夕張市(68・3%)のみにとどまった。日高町は実質公債費比率が12・3%で前年度に比べ0・7ポイント悪化し、179市町村中ワースト21位だった。

 道内市町村の普通会計決算は、歳入の合計が前年度比1226億円(3%)減の3兆9863億円となった。地方税や地方交付税は増加したが、国庫支出金が大幅に減少し全体の減額につながった。一方、歳出の合計も前年度比1532億円(3・8%)減の3兆8868億円。扶助費や公債費は増えたが、補助費や投資的経費などが減少した。

 歳入総額から歳出総額を差し引いた形式収支は995億円の黒字。これから翌年度に繰り越す財源を差し引いた実質収支も、前年度に比べ246億円増の810億円の黒字となった。

 実質公債費比率が財政再生基準を上回った夕張市は歳入が117億2000万円、歳出が109億2000万円で実質収支は6億5000万円の黒字。実質公債費比率は前年度から1・7ポイント改善した。地方債残高や一般会計が将来負担すべき実質的な負債を表す将来負担比率は274%となり、前年度(336%)から62ポイント改善した。

 実質公債費比率がワースト21位だった日高町は、将来負担比率は前年度から6・7ポイント改善したものの58・7%でワースト32位だった。

 白老町は実質公債費比率が前年度から1・2ポイント改善の12・1%で、ワースト24位。将来負担比率も10・3ポイント改善して21・4%で、76位となった。

 苫小牧市は実質公債費比率が6・6%(前年度比0・1ポイント悪化)、将来負担比率が58・6%(同6・6ポイント改善)。前者は133位、後者は33位だった。

 胆振東部地震の被災地3町の実質公債費比率は、厚真町が10・5%(前年度比0・8ポイント悪化)で51位、安平町が10・1%(同0・4ポイント改善)で59位、むかわ町が9・3%(同0・3ポイント改善)で82位となった。

 公営企業会計決算の概要では、784事業のうち経常収支が黒字なのは665事業で、赤字は全体の15・1%に当たる119事業。病院事業で資金不足額を持つのは4事業で、このうち白老町の国民健康保険病院事業会計の資金不足比率は3・8%、新ひだか町の病院事業会計は0・9%となっている。

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