五輪メダリスト 佐藤さんが小学生スイマーを指導―市スポーツマスター事業「水泳教室」

五輪メダリスト 佐藤さんが小学生スイマーを指導―市スポーツマスター事業「水泳教室」
けのびの水中フォームについて解説する佐藤さん=16日、アブロス沼ノ端スポーツセンター

 苫小牧市スポーツマスター事業の水泳教室が16日、アブロス沼ノ端スポーツセンター=市北栄町=で開かれた。2008年北京五輪男子400メートルメドレーリレー銅メダリストの佐藤久佳さん(35)=苫小牧啓北中出、東京都在住=が講師となり、地域の小学生スイマー33人に競技力向上のヒントを伝えた。

 指導はプール内の壁を蹴り勢いをつけ、手先から足先までを一直線にして進む基礎的動作の「けのび」からスタート。「水の抵抗を減らすことで速い泳ぎにつながる」とした。

 後半には泳法別のこつも伝授。「どの泳ぎ方もなるべく水面を進むように」と解説しながら、平泳ぎでは「アルファベットのYの形になるまで腕を広げてから、大きく円を描くように手をかいてみよう」「顔の前に水をかき集めるイメージ」と参加者の目線に立った分かりやすい解説が印象的だった。

 参加した東梅実里(明野5年)=アブロス沼ノ端スイミングクラブ=は「佐藤さんは泳ぎ方がとてもきれいだった。自分もできるようになりたい」。安宅航平(北光4年)=アブロス日新スイミングクラブ=はけのびのこつをつかんだ様子で「速く泳げるようになって、有名になりたい」と意気込んでいた。

 スポーツマスター事業は各競技で名をはせた苫小牧ゆかりの元トップアスリートが、実技指導や講演を通じて市民に夢と希望を与えることを目的に1995年から始まった。佐藤さんは2016年9月にスポーツマスター就任、水泳教室の指導役を買って出ている。

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