小中学生を対象にした演劇塾「苫小牧アトリエシアター21」は、23日に苫小牧市文化会館で開く「第20回はすかっぷ演劇祭」に出演する。児童生徒7人で、宮沢賢治の童話作品「雪わたり」を上演。本番を直前に控え、立ち稽古に励んでいる。
「雪わたり」は雪原を舞台に、人間の子ども(四郎とかん子)と子ギツネ(紺三郎)との心温まる交流の様子を描いた作品。次第に心を通わせながら信じ合えた喜びを描く。
劇中劇で、「注文の多い料理店」を模倣した「注文の山積みな料理店」も披露する。
同塾は若者に演劇の楽しさを伝えよう―と2000年に結成。今年は、小学2年~高校1年生の7人が参加しており、5月中旬から土日を中心に、「斉藤征義の宮沢賢治と詩の世界館」(王子町)や文化会館などで練習を重ねてきた。7月に配役を決めた後、出演者たちは8月にかけてせりふを覚え、先月から立ち稽古に入った。
表現力を磨こう―とパントマイムを多用。想像力をかき立てながら演技力を磨いている。
今年初参加となる苫小牧西小学校2年の込山紬さん(7)は、三つの役に挑戦。「大きな声で話せるように頑張る」と意気込みを語る。
四郎役の苫小牧啓北中学校2年の高柳凛子さん(14)は、活動5年目。「小学3年の役なので元気っぽさを出したい。劇中劇も見どころ」と述べた。
指導者の南史枝代表(49)は「新型コロナの家庭内感染や学校内流行で、なかなか全員がそろわず大変だった。子どもたちの頑張りを見て、元気を出してもらえれば」と来場を呼び掛ける。
演劇祭は、市民文化祭実行委員会と苫小牧はすかっぷ演劇祭実行委員会主催。苫小牧南高校演劇部による「舞台監督」の上演、同実行委によるワークショップ、琵琶演奏に合わせた朗読会などもある。入場無料。
開演は午後1時(午後0時半開場)で、苫小牧アトリエシアター21は午後1時半に登場予定。
















