「大切なものを見極めて」 アーサー・ビナードさんお話し会 ダンディライオン

「大切なものを見極めて」 アーサー・ビナードさんお話し会 ダンディライオン
絵本を軸に、物事を見極める大切さを訴えるビナードさん(右)

 米国出身の詩人、翻訳家アーサー・ビナードさん=広島市在住=によるお話し会がこのほど、苫小牧市日吉町のカフェ・ダンディライオンで開かれた。ビナードさんは自身が日本語訳を手掛けた絵本「ダンデライオン」(ドン・フリーマン作)を軸に、広告に踊らされるがままに行動する危険性を指摘。「自分にとって大切なものを見極めるべき」と訴えた。

 市民有志によるアーサー・ビナード作品鑑賞会主催。約30人が来場した。

 同作品は米国で1964年に発表され、ビナードさんは「私も小さい時から大好きで、なじみが深い絵本」と語った。日本語訳を手掛け、改めて作品と向き合うと、主人公のライオンがたわいなく広告に乗せられて自分ではないものに変えられた様子を描いていることに気付いたという。「広告をどう見抜くかという、現代でいえばメディアリテラシーを扱った絵本です」と伝えた。

 また、ダンデライオンが英語でタンポポを指すことから、自身が翻訳した英国の絵本「タンポポたいへん!」も紹介。かわいらしい絵とストーリーながら食料危機をテーマにしており、ビナードさんは「次世代に引き継ぐべき水や土、海を守るための取り組みを考え、行動すべきでは」と力を込めた。

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