道内再び感染拡大 道コロナ対策本部会議 前週比3割増多さ全国2位  知事「局面転じた」 予防行動実践促す

道内再び感染拡大 道コロナ対策本部会議 前週比3割増多さ全国2位 
知事「局面転じた」 予防行動実践促す
「感染状況の局面が増加に転じた」と警戒感を示した鈴木知事=21日午後5時20分ごろ、道庁

 道は21日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、道内の感染状況を分析した。人口10万人当たりの新規感染者数は21日現在で400・1人となり、1週間前の14日時点と比べ32・6%上昇。都道府県別では山形県に次いで全国2番目の多さとなり、記者会見した鈴木直道知事は「1カ月以上継続してきた減少傾向が13日以降、先週比で増加している。感染状況の局面が減少から増加へ転じた」と警戒。「急速な感染拡大を抑え、社会経済活動をできる限り維持していくため、改めて基本的な感染防止行動の実践を」と道民に呼び掛けた。

 日別の新規感染者数は18日に6日ぶりに4000人を超え、19日から21日まで3日連続で3000人台で推移。再び拡大傾向にある。全国的にも増加に転じる状況になり、知事は「国の専門家は増加の速度、継続するのか、注視する必要があると指摘している」と述べ、感染者数の動向を見極めていく姿勢を強調した。

 道民には基本的な感染防止行動として▽高齢者や基礎疾患のある人、そうした人たちと会う人、双方で徹底▽大人数や普段会わない人との飲食の際の会話ではマスク着用など一層徹底―を求めた。

 今冬のコロナと季節性インフルエンザ同時流行への備えとして、国は重症化リスクに応じた外来受診の流れや国民への呼び掛け方針を示している。知事は「国の通知を踏まえながら、重症化リスクのある人に適切な医療が提供できるよう外来医療体制の強化を図る」と述べ、外来医療体制整備計画の新たな策定に向け検討を進める考えを示した。

 また、病床使用率は21日時点で21・7%。1週間前の14日と比べて1・5ポイント上昇したものの、ほぼ横ばいで推移。道では17日から確保病床のフェーズを「2」(1800床)から「1」(1571床)へ引き下げた。道央、道南、オホーツク、十勝、釧路・根室の5圏域で先行して実施しているが、24日からは残されていた道北圏も加わり、全道域でフェーズ「1」の運用に切り替えることも決めた。知事は「今後、入院患者が増加した場合に即応できるよう、医療機関との連携を密にしながら地域の感染状況をしっかりモニタリングしていく」と述べた。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る