「聞こえにくい」防災無線屋外スピーカー改善へ 苫小牧市

「聞こえにくい」防災無線屋外スピーカー改善へ 苫小牧市
デジタル化した防災行政無線のスピーカー

 苫小牧市が2021年度に全市的に配置し運用を始めた防災行政無線の屋外スピーカーをめぐり、市民から放送内容が「聞こえにくい」といった声が出ている。屋外スピーカーは、4日の北朝鮮ミサイル発射でも国のJアラート(全国瞬時警報システム)の内容を伝えるなど、災害時の情報発信に活用する重要設備のため、市は改善策の検討に乗り出している。

 市は防災行政無線で、Jアラートの緊急地震速報など災害情報のほか、選挙の投票呼び掛け、交通安全運動のお知らせといった行政情報も流している。災害対策強化の一環で、西部地区に取り付けていた屋外スピーカーを全市に拡大することにし、20年度に14億円を投じて整備。設置場所を25カ所から127カ所に増やし、無線電波のデジタル化に合わせて21年度に運用を始めた。

 しかし、市によると、「はっきり聞き取れない」「複数のスピーカーから同時に音声が流れてくる。音が重なって聞きにくい」といった声がこれまでに寄せられている。

 地震や津波など緊急情報の伝達には▽防災メール▽SNS(インターネット交流サイト)▽有償・無償で貸与する戸別受信機―なども利用しているが、1基で半径700メートル範囲の住民に音声が届く屋外スピーカーをより有効に活用するため、改善を検討する方針。

 担当の危機管理室は「スピーカーの向きなどを含めハード面の対応が求められる」とした上で、「災害時の適切な避難行動につなげるためにも、方策を考えていきたい」としている。

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