駅ごる苫小牧開業3周年 ゴルフの楽しさ 多くの人に

駅ごる苫小牧開業3周年 ゴルフの楽しさ 多くの人に
受講生に分かりやすく指導する大村代表(左)

 苫小牧市木場町の屋内ゴルフスクール兼練習場の駅ごる苫小牧=MEGAドン・キホーテ3階テニススクールノア苫小牧校内=が10月で開業3年の節目を迎えた。新型コロナウイルス禍を乗り越え、「ゴルフ銀座」苫小牧地域に根を下ろしつつある。大村和彦代表(48)は「ゴルフの楽しさを多くの人に伝えていきたい」と決意を新たにする。

 横浜市内でも屋内スクールを経営するJGRA(全日本ゴルフ練習場連盟)プロフェッショナルメンバー、指導歴20年以上の大村代表が2019年に一念発起。自ら苫小牧市内に移住し、世界のトッププロがこぞって使用する弾道計測器「TRACKMAN4」を駆使した細かい指導を売りにしてきた。

 通年でラウンドできる関東地方と異なり、積雪によりゴルフ場が数カ月間クローズになる道内。「夏場はどうしてもラウンド重視になってしまう」習慣の違いに苦労したが、「継続は力なり。毎回のラウンドが楽しくなる手助けをしたい」と地道に活動を続け、現在は小学1年生から上は70代まで70人近いスクール生を抱えるまでになった。

 市内在住の会社員、進藤貴史さん(38)は息子の陽斗さん(11)と共に今年1月から駅ごるに通う。「機械を使って自分のスイングを細かく数値化できるので目標を立てやすい」と言う。

 最近はポータブル弾道測定器「ガーミン」やハイスピードカメラによる細かいデータ分析、使用者のデータ集計も可能な練習特化型ゴルフシミュレーター「ゴルフゾンGDR」を導入し、より受講者のニーズに応えられる環境を整えた。「理論的ではなく感覚派の方も多い」と今季は市内のゴルフ場で精力的にラウンドレッスンも行っている。

 さらに動画投稿サイトのユーチューブに「駅ごるちゃんねる」を開設。単純なレッスン動画だけでなく、東胆振のゴルフ場や飲食店紹介など地域密着をアピールしている。

 「ゴルフは楽しまないと長く続かない。レッスンも同じく楽しんで受けてもらえるように、これからも工夫を凝らしていきたい」と大村代表は語った。

 駅ごる苫小牧はスクール開講のほか、ドライビングレンジの一般開放(50分で税込み770円)なども行っている。3周年を記念して新規入会の入会金(税込み6600円)、初年度年会費(同2200円)、平日昼会員の初月受講料(同13200円)が無料になるキャンペーンを実施中。問い合わせは駅ごる苫小牧 電話0144(84)7761。

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