第45回北海道サッカーリーグが終了、初参戦の苫小牧市のASC北海道は8チーム中最下位となり、来季の道南ブロックリーグの降格が決まった。道内アマチュアトップリーグを戦った永澤宏基監督(36)に今季を振り返ってもらった。
―3勝2分け9敗の成績と道リーグ初挑戦の印象について。
「道南ブロックとはレベルが違った。プレーの強さ、判断力などに差を感じた。攻撃の形と戦術がはっきりしているし、穴も少ない。負けたゲームの中には勝てる試合もあったが、そこはリーグに残れるチームと残れないチームの差だったと思っている」
―下位5チームは勝ち点4以内の混戦だった。十分戦える手応えもあったのでは。
「前半戦は分からない相手だったので苦戦したが、後半は戦術も組んで戦えることが分かった。降格にはなったが、できたこと、できなかったことがしっかり確認できたのは収穫」
―具体的なチームの修正点や課題は。
「今回は選手層の薄さも感じた。選手交代でアクセントをつけたいときにできなかったり、戦術面でもっと引き出しが増やせるといい試合ができると思う。継続していい試合ができないのは課題だ。あとは決定力。最初は相手に振り回された感があったけど、慣れてくると戦えたし、それが自信にもつながっている」
―来季に向けて。
「今季はチームが大きく若返った。勢いのある試合ができたのが良かった半面、これまでのASCのサッカーとの違いも出てきた。反省を踏まえ、来季はチームとしての戦術的な共通理解を選手の中で向上させていきたい。来季1年間道南ブロックで戦い、いい状態のチームをつくって再度道リーグに挑みたい。1年で道リーグに復帰できた方がモチベーション的にもいいと思っている。今季の成績は私も選手も悔しかった。切り替えて来季を戦い抜きたい」
―北海道サッカーリーグ最終順位
(1)BTOPサンクくりやま(36)(2)北海道十勝スカイアース(32)(3)ノルブリッツ北海道(27)
(4)札幌蹴球団(15)
(5)北蹴会岩見沢(15)
(6)札大GP(12)
(7)日本製鉄室蘭(11)
(8)ASC北海道(11)
※かっこ内は勝ち点、同勝ち点は規定

















