苫小牧署は、全道的に多発している万引きや特殊詐欺被害を減らそう―と、署員手書きの2種類のポスターを作成した。デザインを手掛けた美園交番に勤務する地域課の高橋由妃乃巡査(23)は「少しでも被害抑止につながれば」と語る。
1種類目のポスターのテーマは「万引きは犯罪」。サインペンで万引きしようとしている人が後ろ指をさされたり、のぞき込まれたりしている様子をリアルに描き、赤文字で「あなたの行為は見られている」と記した。
同署管内(東胆振1市4町)で今年上半期(1~6月)に発生した万引きの件数は92件で、前年同期に比べ15件増加。美園交番エリアには大型商業施設が多く、後を絶たない万引き被害を1件でも減らしたい―と考えたという。
もう1種類は「詐欺電話がきたら♯9110」と、警察相談専用電話の活用を呼び掛ける内容。赤、黒、黄色の配色で、目に留まりやすいよう留意した。
特殊詐欺被害も、道内の認知件数が9月末時点で前年同期比約2・3倍の230件(被害額は約4・5倍の9億3000万円)と急増。美園交番にも「振り込んでしまった」「詐欺電話の連絡があった」といった市民からの相談が寄せられているという。
これまでも署内のブラックボードに、車上狙いへの注意喚起など防犯を促す絵を描いてきた高橋巡査は「今後も得意の絵で、啓発を図っていきたい」と話す。
同署の髙島司地域官は「ポスターは交番や店舗に掲示するなどし活用していきたい」としている。
















