苫小牧市港町の海の駅ぷらっとみなと市場内にある山本水産(山本英誠社長)は、11月で50周年を迎える。創業者で会長の山本英行さん(80)は「半世紀にわたって魚店をやれたのは、支えてくれた市民や周囲の人のおかげ」と感謝する。
英行さんは1941年、上川管内の旧神楽町(現旭川市)で生まれた。地元の高校在学中から親戚の鮮魚店を手伝い、卒業後も旭川市や美唄市などの店で働いた。水産卸売市場に勤めた時期もあり「若い時の経験が身の肥やしとして今の礎になっている」と話す。
苫小牧市の発展を見込んで移り住んだ72年、新中野町で山本鮮魚店を開業。珍しい高級魚を扱ったり、すしねた用の刺し身をケースに並べて販売したりと、創意工夫の取り組みで客を増やした。
市や漁協が積極的なPRに乗り出す前からホッキ貝の販売に力を入れ、「対面販売でおいしい魚を市民に発信してきた」と振り返る。94年に苫小牧公設食品卸売センター(現海の駅ぷらっとみなと市場)に店を構え、2016年に長男の英誠さん(52)に社長を譲った今も店頭に立ち、地元の新鮮な魚介類を提供し続けている。
26日には関係者を招き、創業50年の記念パークゴルフ大会を市内で開いた。英行さんは「妻と2人でつくり上げた店がいつまでも市民に愛されるよう、これからも頑張りたい」と張り切る。
















