苫小牧市は1日、市役所12階の展望回廊に生理用品を置き、必要とする女性に持ち帰ってもらう試みを始めた。市は昨年10月から国の事業を活用し、公共施設の窓口などで生理用品を配布してきたが、非対面式にすることでより多くの利用につなげたい考え。12月28日までの期間限定で行い、効果を検証する。
生理用品は紙袋に入れ、ダイヤル式の鍵が付いた専用の棚に用意。希望者は(1)市のホームページでアンケートに回答(2)アンケート送信画面で鍵の暗証番号確認(3)暗証番号入力で鍵を開ける―といった手順で受け取る。
アンケートは利用目的を問う簡単な内容。氏名や連絡先などの個人情報の記載は必要ない。
市は困り事を抱える女性とつながるきっかけに―と昨年10月から、市の福祉、子育て関連窓口をはじめ、市内の小中学校や高校、児童センター、コミュニティセンターなどで生理用品を配布。今年3月末までの約半年間に延べ3715人の利用があった。
今年度もNPO法人ワーカーズコープに配布事業を委託。4月~9月末の半年間で延べ2284人に配った。
ただ、受け取るためには各窓口で申し出てもらう必要があるため、市は「利用していることを知られたくない」などの理由から二の足を踏む人もいると推察。非対面提供の有効性を探る試みとして、今回の取り組みを考案した。
市協働・男女平等参画室の担当者は「取り組みを検証し、より安心して利用してもらえるような方法を探っていきたい」と話している。
問い合わせは同室 電話0144(84)4052。
















