苫小牧市スポーツ協会設立70周年・財団化30周年事業、スキージャンプの葛西紀明氏(土屋ホームスキー部選手兼監督)による講演会が1日、グランドホテルニュー王子=苫小牧=で開かれた。
夢は努力でかなえる―を演題とし自身の経験を踏まえて「自分の信念を貫くこと。諦めずに努力を続ければ夢はかなう」と力強い言葉を172人の参加者に伝えた。会場では、リレハンメルで獲得した銀メダル、ソチで獲得した銀メダルと銅メダルが回され、順番に参加者が手に取って功績の重さを確かめた。
また、「新型コロナウイルス感染拡大の影響で我慢の時期が続き、ストレスなども抱える人々が多い中、これからも良いジャンプでその全てを吹き飛ばしたい。たくさんの声援が力になり今も現役として活動できている。皆さんに力を与えていきたい」などと意気込みを語った。
葛西氏は1992年アルベールビル五輪に19歳で初出場。その後、リレハンメル、長野、ソルトレイクシティ、トリノ、バンクーバー、ソチ、平昌と史上最多計8回の冬季五輪出場を果たし「レジェンド」の異名を持つ。

















