デジタルアートでにぎわい創出 23年度にも実証事業 苫小牧市

デジタルアートでにぎわい創出 23年度にも実証事業 苫小牧市

 苫小牧市は、中心市街地のにぎわい創出に向けた実証事業を早ければ2023年度にも実施する。JR苫小牧駅前の建物にコンピューターグラフィック(CG)映像を投射するプロジェクションマッピングや、光で演出した夜の街を歩いてもらう企画など、デジタルアートを駆使した事業を通じて中心街の新たな魅力を生み出したい考えだ。

 市未来創造戦略室によると、実証事業として検討しているのは▽プロジェクションマッピング×イルミネーション▽屋外回遊型ナイトウオーク▽ココトマ・メタバース―の三つ。

 プロジェクションマッピングは、毎年冬に苫小牧駅南口周辺をイルミネーションで輝かせるイベント「とまイルスクエア」との組み合わせを想定。旧商業施設・駅前プラザエガオのビル壁面などに、迫力のあるCG映像を投影することを考えている。

 地域活性化や観光振興の取り組みとして歴史的建造物などを活用し、プロジェクションマッピングを企画するまちが増えており、市は先進事例を参考に事業内容を検討する。

 屋外回遊型ナイトウオークは、デジタルアートの光で中心街を彩り、幻想的な空間を演出。夜景を堪能しながら、まちなかを歩いてもらうことなどを想定。観光誘客や滞在満足度の向上につなげる。

 ココトマ・メタバースは、インターネット上に構成した3次元の仮想空間ゲームを体験してもらうなど、デジタル活用のイベントを実施。会場は、苫小牧駅に近接するまちなか交流センター・ココトマなどを想定している。

 市は駅前中心街の再生に向けて現在、「苫小牧駅周辺ビジョン」作りを進めている。今年度中に策定する同ビジョンには、歩きたくなるまち―をコンセプトとした「ウオーカブルゾーン」を設け、市民交流やアートを楽しめるエリアをつくる案も盛り込んでいる。プロジェクションマッピングなどの実証事業は、ビジョンに基づく取り組みとして今後、具体的に検討。市民や観光客などさまざまな人たちが集い、楽しめる機会の創出を目指す。

 未来創造戦略室の担当者は「費用が掛かる事業なので、十分な検討を必要とするが、中心街活性化に向けて、来年度以降、さまざまな視点から実証事業を積み重ねていきたい」としている。

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