高齢者運転免許返納22年上半期258人 苫小牧署管内

高齢者運転免許返納22年上半期258人
苫小牧署管内

 苫小牧署管内(東胆振1市4町)で、今年上半期(1~6月)に運転免許を自主返納した65歳以上の高齢者は258人で、前年同期に比べ6人減った。年間の返納者数は2019年に800人を超えたが、コロナ禍の20、21年は減少が続き、今年も前年並みにとどまっている。

 同署によると、返納者数は17年485人、18年525人、19年832人、20年563人、21年513人。20年以降の減少傾向は、新型コロナウイルスの感染リスクが高い高齢者が、返納手続きに外出するのを控えた可能性も指摘されるが、明確な理由は不明という。

 同署管内で上半期唯一の死亡事故は6月に市内澄川町で発生。運転していた70代男性が民家に突っ込み、アクセルとブレーキの踏み間違いが原因とみられている。同署交通1課の伊藤昌彦課長は「高齢者はアクセルとブレーキの踏み間違い、前方不注視、年齢から来る動作の遅れが多く、不安があれば大事に至る前に相談を」と呼び掛ける。

 同署は、離れた地域の住民が手続きできるよう白老、厚真、安平、むかわ4町でも予約制の臨時窓口を開設してきた。6月に白老町役場に開設した際は9人が返納に訪れた。一方で、マイカーを手放すと生活に困る現実があり、公共交通機関を利用しやすくする施策を独自に講じている自治体もある。

 白老町は免許を返納したか、更新しなかった70歳以上の町民を対象に、町内循環バスやタクシーで使える1万800円分の回数券の配布を4月から始めた。

 安平町も19年4月から、75歳以上の町民で80歳までに返納した人に対し、町循環バスの回数券など年間3万3000円分を最大3年間配布している。80歳を過ぎて返納した人には1年間付与される。

 むかわ町交通安全推進協議会は、自主返納した70歳以上の町民に、町内の店舗で使える金券2000円分を渡す制度を設けている。

 苫小牧市と厚真町は、免許返納者に限った優遇措置はない。伊藤課長は「高齢者の免許返納には自治体との協力が大切。引き続き協議していきたい」と話している。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る