苫小牧の社会人野球チームのオール苫小牧は、6日から王子製紙苫小牧工場多目的トレーニングセンター=市表町=で「野球塾」を開講した。参加した中学生3人はオール苫小牧の5選手とともに、3時間にわたり白球を追い掛けながら汗を流した。
野球塾は、オール苫小牧が胆振管内の野球技術底上げを目的に2001年冬からスタート、対象は高校入学を控えた中学3年生。新型コロナウイルスの影響もあって、今回は2019年以来3年ぶり計20度目の開催。硬式野球に親しみながら、技術向上を目指し3月までの毎週日曜に行われる。
第1回の6日はウオーミングアップからスタート。試合を想定した走塁練習やキャッチボールで硬式球の感覚をつかみ、ノックを受けながら捕球のタイミングを確認した。その後はポジション別の守備練習やバッティングで体を動かした。
千歳中3年の田中汰紀さん(14)は「教え方が丁寧で優しく、楽しんで練習できた」と笑顔。大浦健太部長は「教える側の選手も基本動作を再確認できた」とし、「中学3年生は体も技術もどんどん成長できる時期。基礎から教えたい」と話していた。
同塾の参加者は随時募集している。問い合わせはサカイスポーツ内事務局 電話0144(32)2609か、大浦部長 携帯電話080(5835)6239まで。

















