市政参加7割「ない」 アンケート結果まとまる 苫小牧市

市政参加7割「ない」 アンケート結果まとまる 
苫小牧市

 苫小牧市は、市政への関心などを探る市民自治アンケートの結果をまとめた。市長と住民がまちの課題を話し合うまちかどミーティング出席や市議会傍聴など、市政参加経験の有無を尋ねたところ、回答者の約7割が「ない」と回答。市民の意思を自治体運営に反映させる市民自治の推進に向け、市政参加をどう促すか市の対策が求められている。

 アンケートは、4年に一度の自治基本条例見直しに合わせて4月に実施。市民500人を無作為抽出し、調査票を郵送。159人から回答を得て、このほど結果を取りまとめた。

 市政参加の有無に関する問いには、「ない」が67・8%と、7割近くに上った。残り32・2%は参加経験があるとし、市主催の住民説明会やシンポジウムへの参加、まちづくりに関する意見提出、市議会傍聴などを挙げた。

 今後、市政に参加したいか―との問いには、「興味がある分野であれば参加したい」が38・4%で最も多く、次いで「参加したいと思わない」が22・0%、「分からない」が21・4%などとなった。

 参加したいと思わない理由については、「時間に余裕がない」が34・8%、「市政参加は面倒」が28・3%、「市政に興味がない」が15・2%と続いた。

 参加しやすくなるために何が必要か―との問いには、「市民参加に関する情報を簡単に入手できるようにする」が30・2%と最も多かった。

 一方、自治基本条例(2007年4月施行)の認知度に関しては、「全く知らない」が56%と半数以上を占め、「名称だけは聞いたことがある」が29・6%と続いた。市民自治のまちづくりを推進する同条例の存在が市民に知られていない実態を浮き彫りにした。

 また、市政に関心があるか―との質問に対しては、「とても関心がある」が18・9%、「少し関心がある」が44・7%。度合いは異なるものの、市政に関心を持つ市民が少なくないことも分かった。

 調査に当たった市の担当者は「まちづくりに住民が関わることは重要。市政参加を促す情報発信などに努めたい」としている。同条例の見直し議論を進める市民自治推進会議では、市政参加を促す手段として各審議会のオンライン傍聴の導入といった意見が出ている。

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