災害への備え確認 市民防災講座 宇井さんが講演

災害への備え確認 市民防災講座 宇井さんが講演
講演する宇井さん

 苫小牧市はこのほど、市文化交流センターで市民防災講座を開いた。約110人が参加し、講演を通じて樽前山の噴火など自然災害への備えに理解を深めた。

 語り部や気象台の防災官が、「樽前山の噴火に備えて」「東日本大震災当日の行動と教訓および復興事業について」「津波に備えて」をテーマに講演した。

 樽前山の噴火に関しては北海道大学名誉教授の宇井忠英さんが、噴火が発生する仕組みや対策について語った。噴火発生時には、市内西部の覚生川で泥流が発生し、国道や市道、JRの線路に流れ込んで交通が遮断される危険性があることを指摘。火山灰は風に乗って市街地まで飛び、車道にたまると車の走行に影響を及ぼす可能性があることも示唆した。

 「噴火の際は火山灰対策としてゴーグルの着用が必要になる。災害に備え、日常から山に登って現場を見ることや、市民、行政、科学者、マスコミが連携することも大切」と語った。

 澄川町町内会の会長瀧進さん(86)は「樽前山の噴火の歴史を知らない次世代に、災害の恐ろしさや被害の大きさの伝え方が分かった。町内会員と情報を共有したい」と話した。

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