海藻を二酸化炭素吸収源に 道ブルーカーボン推進協初会合

海藻を二酸化炭素吸収源に 道ブルーカーボン推進協初会合
あいさつする杉西座長

 北海道ブルーカーボン推進協議会(座長・杉西紀元道水産林務部水産基盤整備担当局長)の初会合が17日、札幌市内で開かれ、オンラインを含め100人が参加した。同協議会は、2050年までに温室効果ガスの実質排出ゼロを目指す「ゼロカーボン北海道」実現に向け、藻場・干潟の整備や保全で新たな二酸化炭素(CO2)の吸収源「ブルーカーボン」を推進するため10月に発足。七つの研究機関、漁業関係団体、行政機関で構成し、北海道市長会と町村会、道がオブザーバー参加する。

 杉西座長は「水産分野における北海道の強みを最大限に活用し、CO2の吸収源であるブルーカーボンを推進したい」とあいさつした。

 国立研究開発法人水産研究・教育機構沿岸生態系暖流域グループ長の堀正和氏が「ブルーカーボン生態系とそのCO2吸収量評価」と題し基調講演。海藻が吸収源として貢献していることを説明したほか、陸上の肉の生産でCO2の吸収源が減少するとして「タンパク質を海に求めるべき」と食の改善を提言した。

 また、欧米ではブルーカーボンを医薬品やプラスチック、燃料に転用する研究・開発が急拡大していると説き「日本は始まったばかり。10年遅れている」と指摘した。

 出席者からは、ブルーカーボンに関する情報収集とデータベース化、新たな藻場の造成や北海道版モデルの作成が必要とする意見が出された。

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