「蔵」に喫茶店「くらと」 白老町在住の鬼塚さんと大勝さん  白老

「蔵」に喫茶店「くらと」 白老町在住の鬼塚さんと大勝さん  白老
「くらと」開店に向けて準備を進めている鬼塚さん(左)と大勝さん

 白老町在住の鬼塚京子さん(50)と大勝由香里さん(41)が30日、町本町のしらおい創造空間「蔵」に喫茶店「くらと」を開店する。ほうじ茶やハーブティーなどをメニューとし、町民の憩いの場になることを願っている。

 大勝さんは「蔵」を運営するNPO法人からスペースの活用を依頼され、カフェ運営を検討したが、カナダでネイルサロンを経営する傍ら白老町でヨガインストラクターとして活動する日々で常駐はできず、店長をパートナーの仕事仲間の鬼塚さんに打診した。

 鬼塚さんは奈良県出身で道内のパン専門店やスキー場のレストラン、カフェに勤めた経験がある。仕事の都合で白老町を訪れ、豊かな自然と人の温かさに魅力を感じ、昨年町民になった。

 大勝さんは「鬼塚さんはよく働き、人当たりも良いと評判の人。きっと多くの町民に愛されるカフェを運営すると思う」と話す。鬼塚さんは「昭和時代の雰囲気を漂わせながら、子どもからお年寄りまで交流できる場にしたい」と意気込んでいる。

 店名の「くらと」は「蔵と」いろいろな何かを掛け合わせられることや「クラフト(手工芸)」に似た音の響きから決めたという。

 店内はテーブル席が30席。蔵でのライブやイベント前後に交流の場にしたり、ブックカフェを開いたり、フリーマーケットをしたりと、店をコミュニティーの輪を広げる場にしていきたい考え。ほうじ茶は350円から、月替わりのハーブティーは500円から提供する。

 23日午前11時~午後4時は、プレオープンとして「蔵の市そのいち」と題したフリーマーケットを開催。町内外の地域住民が衣類や本、雑貨を並べる。。

 営業時間は午前10時~午後6時だが、蔵でイベントがある場合は変動する。火、水曜定休。問い合わせは鬼塚さん 携帯電話090(9516)2719。

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