千歳川でのサケの捕獲が好調だ。千歳市花園1の日本海さけ・ます増殖事業協会千歳事業所が設置するインディアン水車(捕魚車)は、18日に1995年の過去最多記録55万905匹を更新。19日で累計55万4991匹を数え、千歳川でサケのふ化放流事業を開始した1888年以降、歴代1位となった。今季の捕獲終了となる12月10日まで記録がどこまで伸びるか、関係者は注視している。
11月18日に今季のサケ親魚の捕獲数が55万2777匹となり、記録を塗り替えた。捕獲数が増えた要因について、調査研究機関は2019年春に千歳川で放流した稚魚の生存率の高さを挙げる。海水温が多少高めで餌が豊富だったこと、(成長するまで過ごす)オホーツク海に流れる海流の状況など稚魚の生育環境が良かったことが要因としている。
1995年の捕獲にも携わった同事業協会の安藤孝雄専務理事は「あの記録を更新するとは」と驚く。1日の最多捕獲数3万9841匹を記録したのが同年の10月25日だった。
ただ、今季は石狩海区のサケ定置網漁が1日100トン超が続いて好調だったことや、千歳川で10月14日に今季初の2万匹台(2万1060匹)を捕獲して以降、1万~2万匹台が11月4日まで続き、11月2日には今季最多の2万1531匹を捕獲したことから、「もしかしたらと思った」と予感はあったよう。
「この先は初の経験。11月中旬以降は捕獲数が一気に減少する」と安藤専務理事。一方で例年、11月20日を過ぎると自然産卵の親魚が遡上(そじょう)することから「これまで回帰した(ふ化放流)魚と同じ生存率だとすれば」と期待も膨らむ。
既に捕獲数は当初目標(20万匹)の2・75倍。採卵数も予定した8000万粒を確保した。昨季は不振だった道内各地の捕獲状況も今季はやや回復していることから、北海道事業協会を通じて岩手、宮城両県にふ化事業用の卵2700万粒を提供する。
















