道主催の「ヒグマ捕獲のあり方検討部会」(梶光一部会長)が22日、開かれた。人間を恐れない問題個体の人里への侵入を防ぐため、2~5月中旬の残雪期に捕獲を強化して出没の抑制を図り、併せて捕獲技術の継承のため狩猟期間を見直す方針をまとめた。年内に方策を決定し来春から実施する。
8人の構成員全員が出席。1990年に春グマ駆除をやめて以来、人間を恐れない問題個体による被害が相次いでおり、部会では「人里対策とヒグマに対応できる人材の育成は待ったなし」との現状認識で一致。従来の許可捕獲を柔軟な制度に見直すとともに、ベテランの協力を得て狩猟の担い手を育てることが急務―と判断した。
具体的には、来春から春期管理捕獲を数年間限定的に実施してヒグマが狩猟者に追われる機会を増やし、人材育成のための捕獲機会を増やすために親子グマの捕獲を認める。人里への出没抑止へ、周辺に隣接する森林で冬眠穴を発見した場合も穴狩りを認める。
また、地域によってヒグマの動きが異なるため、各振興局を中心に実情に合わせて現場の判断を優先する。速やかに取り組める許可捕獲の強化から実施する。
出席者からは「人里周辺の事故を防ぐため一定期間、入林規制が必要」とする意見や「狩猟者の高齢化で他地域から指導員を迎える地域連携が必要」との発言もあった。
















