苫小牧市王子町1の「斉藤征義の宮沢賢治と詩の世界館」(丸山伸也館長)は22日、同館を12月25日で閉館すると発表した。開館の一つの目的だった、宮沢賢治関連の資料や蔵書の整理にめどが付いたためという。
同館は2019年1月に亡くなったむかわ町穂別の詩人で宮沢文学研究の第一人者として知られる斉藤征義さん(故人)の作品や資料を有効活用しよう―と同年5月に設立準備委員会を立ち上げ、20年4月にオープンさせた。
宮沢賢治に関する蔵書1600冊や詩作関係1300冊などを有し、後援会の「レラ・パルの会」が運営を支援してきた。市民の活動発表の場として演劇や講演会、映画の上映会など多彩なイベントが開かれ、延べ3000人を超える市民らが来場した
閉館の理由は開館から5年ほどかかると見込んでいた資料などの整理が今秋で終了したためという。
12月10日に「2022北の賢治祭」の開催を計画しており、宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」の朗読や「星めぐりの歌」の合唱などを予定。斉藤さんの著書「銀河にかかる発電所」の復刻販売も予定されている。
閉館後は、市内に開設予定の資料室に、宮沢賢治に関する資料や書籍の保存、活用を検討している。
















