第7回北海道小学生空手道選抜大会が10月29、30両日、北広島市総合体育館で行われ、苫小牧の空手道場志濤館から鈴木華(泉野小4年)と田邉翔(澄川小3年)が形個人で上位入賞した。2人は来年2月17~19日によつ葉アリーナ十勝=帯広市=で行われる第2回全日本少年少女空手道選抜大会への出場切符をつかんだ。
鈴木は2回のグループ戦をいずれも2位で通過。「平安五段」では「突きの腕が下がりがちなので、地面と平行になるよう意識して取り組んだ」。全国大会出場が懸かった6人による決勝戦では「緊張すると力んでしまうので、いつも通り演武した」と、第3位で出場権をもぎ取った。正しい立ち方やフォームを修正すべく、家でも繰り返し自主練習をするという努力家は「全国出場が決まってうれしかったが、油断せず頑張りたい」と話した。
田邉は昨年のJKS全国大会で3位になったこともある実力者。今大会も昨年の同大会同様4位に入賞した。大会前の特訓では腕の位置や技を出すスピードについてアドバイスを受けたといい、「力みすぎないように、バランスを意識した。蹴りからの3本突きが見どころなので、蹴った後の引き足を強く決めることと、演武中に首を揺らさないようにした」。全国大会に向け「日本一大きな舞台に行けてうれしい。全国で優勝を狙いたい」と力強く語った。
2人が青空幼稚園生時代から指導していた金澤薫館長(52)は「鈴木は本番で実力を出せずにいたので、今回やっと花が咲いた。田邉も努力家で、2人とも全国で自分の力を発揮してくれたら」と期待を寄せた。

















