室蘭高校ハンドボール新人大会兼第62回北海道高校新人戦室蘭支部予選会は26、27両日、栗林商会アリーナ=室蘭市=で男子のリーグ戦が行われた。苫小牧工業が3戦全勝で13連覇達成。来年1~2月の北海道予選(札幌市)切符を獲得した。
2年生以下の新チームによる一戦は室蘭ハンドボール協会主催、道高校体育連盟室蘭支部が共催した。苫工、静内、室蘭栄、室蘭工業の4校が出場。優勝の苫工、2位の室蘭栄が支部代表として道予選に出場する。
▽リーグ戦
苫小牧工業25 15-10 10-9 19室 蘭 栄
静 内 42 21-6 21-10 16室蘭工業
室 蘭 栄 53 34-51 9-8 13 室蘭工業
苫小牧工業 27 11-6 16-11 17 静 内
苫小牧工業 38 20-2 18-7 9室蘭工業
室 蘭 栄 35 20-10 15-13 23静 内
▽順位 (1)苫小牧工業3勝(2)室蘭栄2勝1敗(3)静内1勝2敗(4)室蘭工業3敗
苫工が重圧をはねのけ連覇の歴史をつないだ。主将で司令塔役のセンター今野(2年)は「緊張もあったけど優勝できて良かった」と胸をなで下ろした。
前主将の黒澤(3年)ら頼もしい最上級生7人が抜け、新チームは2年生6人、1年生4人での船出。実戦経験豊富な選手が多い一方、「相手に合わせてしまう癖」(武田監督)がこの大会では出てしまった。
特に初戦の室蘭栄は「後半に逆転されかけた」と監督。試合開始から10分間を相手の特徴を見極める時間に設定しているが、「そればかりに集中し自分たちのプレーがおろそかになる。試合の流れがどんどん悪くなってしまう」ことが原因だ。
札幌や釧路勢と行った大会前の練習試合では序盤から勢いのあるプレーを実践し手応えをつかんでいただけに、惜しいところ。今野は「まだ最初の10分でうまく波に乗れない。もっと声を出して盛り上がっていきたい」と改善を誓う。
伸びしろはある。「今野が中心になりコミュニケーションを密に取る代。何も指示しなくても動いてくれる」と武田監督は結束力の高さを評価。道予選まで約2カ月。課題を丁寧に克服していきながら「全道ベスト8入り」(今野)を見据えた。




















