苫小牧市の小学バレーボールチーム、泉野VCが未就学児向けの運動教室を展開している。サーブやレシーブといった競技の特徴を生かした動きはもちろん、ラダーを使った敏しょう性を養うトレーニングなどで運動能力向上を後押し。滝ひろみ監督は「遊び感覚で楽しく運動してほしい」と話す。
これまで所属選手のきょうだいを中心に実施してきたが「多くの子どもたちにバレーに興味を持つきっかけを」(監督)と広く受講者を募ることにした。教室はチーム活動のある土曜、日曜の午後に2時間ほど設定。月4~5回の実施で1人月500円。競技指導者、選手父母らで構成する後援会員が「先生」役で常時大人たちの目が届き、安心して預けられる環境を整えている。
若生ひよりちゃん(5)は「先生たちと一緒にサーブを打ったり、ラダーをしたりするのが好き」と笑顔を見せる。
泉野は全国大会出場経験を誇る市内強豪。現在の選手数は11人だが、来年1月の北海道選抜優勝大会(江別市)出場後に6年生が引退すると7人になるなど、少人数での活動を強いられる。受講生には「将来バレーを選択してもらえればベストだが、まずは運動する楽しさを知ってもらいたい」と滝監督は呼び掛ける。
教室に関する問い合わせは泉野VC後援会の須藤さん 携帯電話090(5076)4489。

















