スズキ部品センターが稼働 道内供給拠点 苫東に新設

スズキ部品センターが稼働 道内供給拠点 苫東に新設
苫小牧東部地域に開設されたスズキ部品センター

 自動車製造大手のスズキ(静岡県浜松市)は、苫小牧東部地域の臨空柏原地区に「スズキ部品センター苫小牧」を開設した。国内6カ所目となる純正部品・用品の広域供給拠点で、道内各地の車両販売店などへの迅速な出荷体制を築く。

 同社直営で、約79000平方メートルの敷地内に、鉄骨造り2階建て延べ床面積約8400平方メートルの施設を建設。1日に稼働させた。

 部品センターでは、タイヤからエンジン部品まで1万8000点を保管。販売店などからの注文に応じて出荷する。同社は従来、札幌市に純正部品を保管・供給するパーツセンターを構えていたが、取り扱い点数を3倍以上に拡大。広域物流センターとして即納体制を強化し、顧客満足度の向上を図る。同社は「需要に対し量とスピードの両面で迅速に対応できるようになる」とし、「(部品供給先では)自動車整備などにかかる期間の短縮も期待される」と言う。

 業務の効率化を目指し12日には、オプション部品の取り付けを担う子会社の「スズキ納整センター苫小牧」を、市あけぼの町から部品センターと同じ建物内へ移設する。納車整備台数は月間2340台と、従来より50%程度引き上げ、約1600台分の車両保管スペースも整備した。従業員数は部品センター、納整センターとも約30人。

 静岡県湖西市で製造される部品は、福井県の敦賀港から海上輸送で苫小牧港へ運び、苫東の部品センターへ搬入する。従来は静岡県からいったん宮城県の部品センターへトラックで運び、その後、仙台港から苫小牧港へ運ぶ形だった。だが、陸上輸送の距離が短くなることで、温室効果ガス・二酸化炭素(CO2)排出量を削減できるとし、同社は「運送行程の8割を海上輸送とすることで、従来よりCO2を7割減らせる」と温暖化対策への貢献もアピールする。

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