苫小牧市美術博物館で3日、開催中の企画展「あみゅー大博覧会2022」を紹介するスライドトークが開かれた。市民らが自然史や考古に関する展示品への関心を深めた。
考古学専門の岩波連学芸員がパワーポイントを用いて、ウラニアツバメガやベンガルトラのはく製、約90年前の昆虫標本など貴重な資料を一点ずつ紹介していった。
自然史では、日本を代表する鳥獣採集家の折居彪二郎(おりい・ひょうじろう)の書簡や観察ノート、鳥類のはく製を披露し「美々川のほとりに家を構えた折居の標本に基づき新種16種、新亜種84種が発見された」と説明。考古関連では、ニナルカ遺跡から出土した赤色顔料付き土器や足形付き土版などについて解説した。
はく製の作成手順にも触れ、「骨や内臓は取り出し、毛皮の中に綿を詰めている。生きているように作るのが腕の見せどころ」と指摘。「自然史や考古はいつ、どこで誰が集めたかが重要」と述べた。
同展は市博物館(現市美術博物館)開館以来、収集した資料14万点の中から学芸員えりすぐりの約100点紹介している。来年1月15日まで。料金は一般300円、高大生200円、中学生以下無料。
















