「さわらび会」最後の例会 会員ら終了惜しむ 苫小牧

「さわらび会」最後の例会
会員ら終了惜しむ 苫小牧
森山さんの解説に耳を傾ける会員

 苫小牧市の万葉集研究サークル「さわらび会」(窪田美津子会長)は3日、市文化交流センターで最後の例会を開き、36年の活動に幕を下ろした。元苫小牧高専教授で啓北町の森山弘毅さん(84)を講師に計394回目の例会で、4488~4516番歌を読了した。

 同会は1986年12月に設立。全20巻から成る現存最古の和歌集「万葉集」を月に1度詠むとともに会員同士で親睦を深め、ゆかりの地への旅も行った。

 この日は、会員25人が出席。森山さん自作のレジュメ3枚とテキストである新潮日本古典集成「萬葉集」に交互に目を通しながら、9首を音読した。森山さんは作者の肩書きや思い、万葉集で使われる音韻、用語について解説。参考事例として、36首の引用歌「引き歌」も紹介した。

 最終例会を終え、森山さんは「通常の例会で4516番歌まで詠み終えられ満足感でいっぱい」と達成感に満ちた表情を見せた。

 創立メンバーの一人で過去に会長を務めた春木祥宏さん(77)は、発足当初の旅を思い返し「あの頃はみんな元気で、さまざまな山に登った」と懐かしみ「滋味あふれる講座でまだまだ続いてほしかった」と終了を惜しんでいた。

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