穂別高・苫西高吹奏楽部 ジョイントコンサート 迫力ある演奏披露  むかわ

穂別高・苫西高吹奏楽部 ジョイントコンサート 迫力ある演奏披露  むかわ
力強い演奏を披露した穂別高・苫西高の部員

 むかわ町の穂別高校と苫小牧西高校の吹奏楽部による「ジョイントコンサート」が5日、穂別高体育館で3年ぶりに開かれた。2校の吹奏楽部員を合わせ23人が熱の込もった演奏を披露し、集まった穂別高生や小中学校の児童生徒、こども園の園児らを楽しませた。

 コンサートは両校の連携行事。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年連続中止となっていた。

 2部構成で、苫西高生による2019年度吹奏楽コンクール課題曲の行進曲「春」で幕開け。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」や人気バンド「Official髭男dism」の「Cry Baby」の曲、アニメ映画「魔女の宅急便」コレクションなどを奏でた。アンコールでは米津玄師の「パプリカ」を演奏し、大きな拍手を浴びた。

 穂別小学校5年の土田結愛さん(11)は「迫力があって、すごい演奏だった」と振り返り、同じく国安奏祐君(11)は「きれいな音で迫力があってよかった」と喜んでいた。

 穂別高3年で唯一の吹奏楽部員加藤凜さん(17)にとっては、昨秋の定期演奏会以来の人前での演奏。放課後は動画の音楽に合わせて1人で練習してきたが、「他の人たちと音を合わせるのは事前の練習も含めて1年ぶりくらい。こんなに大勢の前での演奏はめちゃくちゃ緊張しました」と言い、「最初は戸惑ったが、動画でやるよりやりやすいし、楽しかった」と笑顔を見せた。

 卒業後は専門学校に進むため、これが最後のステージ。「来てくれた小中学生が音楽に関わるきっかけになれば」と期待していた。

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