苫小牧市と市医師会(沖一郎会長)は来年4月から、市医師会による内科の休日当番医を廃止し、市の夜間・休日急病センター(旭町)に統合する。「地域医療資源」を集中し、安定した初期救急医療を提供するのが狙いで、医師会が指定管理者になって運営する。市健康支援課は「効率的な運用で持続的な体制を堅持する」としている。
日曜・祝日の急病に対応する市内の初期救急は現在、市医師会が内科と外科を、苫小牧歯科医師会が歯科を輪番制の休日当番医で担っているほか、市が内科と小児科を基本とする夜間・休日センターを開設(日曜・祝日の診療は午前9時~翌日午前7時)している。来年4月からは、内科の休日当番医を同センターに集約。外科と歯科の当番医は変更しない。
背景には開業医の高齢化が進み、閉院や閉業の増加が懸念される状況があり、沖会長は「当番医が回らなくなってきた」と説明する。同センターも主に大学の医師派遣により医師1~2人体制を敷いているが、2024年4月スタートの医師の働き方改革で、派遣数が減る可能性もあるという。
同センターの指定管理者は現在、両者が共同出資する一般財団法人ハスカッププラザだが、来年4月から市医師会に変更。6日の市議会定例会で関連議案が可決された。
内科の休日初期救急は21年度、当番医が約2250人、同センターが約3300人を受け入れた。同センターへの集約により、急病者の受け皿不足を招かない体制整備が重要になるため、沖会長は「医師会がセンターを直接運営することで、より柔軟に1次、2次救急と連携して対応したい」と話している。
















