VRで「泥酔」体験も むかわ 穂別中で薬物乱用防止教室

VRで「泥酔」体験も むかわ
穂別中で薬物乱用防止教室
VRゴーグルを使って泥酔状態を体感する生徒

 むかわ町の穂別中学校(三品秀行校長)は9日、全校生徒を対象に薬物乱用防止教室を開いた。苫小牧署生活安全課の小玉義希巡査部長が講演し、「絶対に手を出してはいけない」と訴えた。

 小玉巡査部長は、スライドを使いながら薬物犯罪に巻き込まれる中学生が多いことを取り上げ、大麻や覚せい剤、シンナー、危険ドラッグなど「一度手を出すと、例えやめてもフラッシュバックが起きる」と説明。自傷、自殺といった弊害をもたらすことがあることも挙げ、「道を外してしまうと、自分が思い描いた将来に進めなくなる」と述べた。

 このほか、多量の飲酒により泥酔した状態を一部の生徒がVR(仮想現実)でシミュレーション体験。3年生の中島雄皇さん(15)は「目の前がぶれて、二重になっているように感じた。まともに歩くことができなかった」と振り返り、「飲み過ぎもやってはいけないと実際の画像を見て思った」と話していた。

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