学識経験者や研究機関、自治体などでつくる道ヒグマ保護管理検討会が20日、札幌市内で開かれ、来年2~5月の春グマ捕獲の実施を了承した。「ヒグマ捕獲のあり方検討部会」から人里出没抑制対策として提出された。狩猟者の高齢化に伴う技術者育成のための捕獲の継続実施も確認した。
ウェブ参加を含め構成員全7人が出席。事務局がヒグマの被害を報告し、2012~21年の10年間で8人が死亡し、農作物被害は21年が過去最高の2億6200万円に上ったことを説明した。
個体数調整の可能性や在り方についての協議では▽人里への出没と農業被害を減少させる▽問題個体の選択的排除▽ごみや農作物管理の徹底―などを確認した。出席者からは「人の行動を変えない限り(ヒグマとの)あつれきはなくならない」として、地域住民への徹底した周知を求める意見も出された。
検討会は今回から新たな任期(2年)が始まり、7人中5人が新メンバー。座長に酪農学園大学の佐藤喜和教授、副座長に道立総合研究機構自然環境部生物多様性保全グループの釣賀一二三研究主幹を選出した。
















