読み語り通算50回に 苫小牧のグループ「びーどろ」

読み語り通算50回に
苫小牧のグループ「びーどろ」
熱のこもった読み語りに耳を傾ける参加者

 苫小牧市の朗読グループ「びーどろ」は21日、市立中央図書館で通算50回目の大人のための読み語り会を開いた。2009年3月のグループ発足以降、年4回の活動で節目を迎えたこの日は、オカリナとギターのユニット「あーると」の生演奏を交え、情感たっぷりの朗読を披露した。

 子ども向けの読み聞かせ活動が盛んな一方、大人向けの会はない―と朗読について学んだ市民有志が立ち上げたグループ。色や明るさ、美しさを自由に感じられるガラス球のように大人にも物語の世界を自由に楽しんでもらいたいとポルトガル語でガラス球を意味する「びーどろ」を会の名称にした。

 読み語り会は3カ月置きで、コロナ禍のため2回ほど中止を余儀なくされながらも着実に回数を重ねてきた。

 この日は市民ら約30人が来場しスペシャルプログラムと銘打ち、「トーンチャイム」と呼ばれる打楽器演奏で幕開け。6人の奏者による心に染み入るような優しい音色のクリスマスソングが会場を魅了した。

 続いてオスカー・ワイルドの短編小説「幸福の王子」を朗読。ギター演奏と共に知床旅情(森繁久彌作詞・作曲)の原曲となった「オホーツクの舟唄」の歌詞も読み上げ、あーるとは「冬の星座」「雪の降る街を」など冬にちなんだ5曲を披露した。

 別のグループで朗読活動をしているという市内美園町の女性(69)は「とても素晴らしく、刺激になった」と満足そうだった。

 榎戸克美代表は「定期的に続けてこられたことは自分たちの誇り」と笑顔。「本は想像する心や力を豊かにする。これからもいろいろな作品を紹介していきたい」と意気込みを語った。

 次回の読み語り会は2023年3月15日に開催予定という。

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