強い北海道復活へ 道内外ろう者25人で交流会

強い北海道復活へ
道内外ろう者25人で交流会
フットサルを楽しむ参加者=4日、市福祉ふれあいセンター

 北海道ろう者サッカー協会(石原良会長)は4日、苫小牧市福祉ふれあいセンターの体育館で新年フットサル交流会を行った。デフサッカー選手の交流試合で、道内外からろう者などの関係者25人が集い、コートの内外で笑顔をはじけさせた。

 交流会は以前にも数回開催していたが、ここ数年は新型コロナウイルスの流行により中断。参加者は性別や障害の有無にかかわらず、4チームに分かれて1試合5分間のゲームに歓声を上げた。

 交流会に参加した中川裕幸さん(29)は富良野市出身で、北海道選抜として第16回全日本ろう者サッカー選手権大会(2019年、札幌市)に出場し優勝。現在は千葉県内の会社で事務の仕事をしながら、千葉デフフットボールクラブに所属している。「久しぶりに道産子とサッカーできて楽しかった。こういう機会をもっと増やしてもらいたい」と笑顔を見せた。

 ひと昔前までは北海道でもろう者サッカーが盛んだったが、就職を機に選手が本州へ流れてしまう傾向にあるという。昨年4月から就任した石原会長は「デフサッカーが強かった北海道を復活させたい」と意欲を見せていた。

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