脱炭素×ゼロごみ大作戦展開 新年度から2カ年にわたり 苫小牧市

脱炭素×ゼロごみ大作戦展開 新年度から2カ年にわたり 苫小牧市

 苫小牧市は全市的運動の大作戦シリーズの一環で、2023年度と24年度の2カ年にわたり「ゼロカーボン×ゼロごみ大作戦!」と銘打った事業を展開する。地球温暖化対策のカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出実質ゼロ)社会の実現に向け、4月から脱炭素化やごみ減量のさまざまな取り組みを市民、企業との連携で繰り広げる。

 新しい大作戦は、温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)にちなみ、「CO2CO2(コツコツ)いこう♪次世代のために」を運動のスローガンに掲げる。政府が50年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラル社会を目指す中、その実現を目指した事業を行う。

 具体的な内容は担当部局が検討を進めているが、市の脱炭素関連の各種施策のほか、市民、企業の取り組みを促す啓発事業などを展開する見通し。ごみ減量の「ゼロごみ」を絡めるのは、家庭や事業所から出る焼却ごみを減らすことが、温室効果ガスの削減につながるとの考えからだ。

 温暖化に伴う気候変動で異常気象と災害が多発する中、地方自治体にとっても国の歩調に合わせた温室効果ガス削減は命題。苫小牧市は21年に「ゼロ・カーボンシティ」を宣言し、今後、国の交付金を活用し太陽光発電装置や、エネルギー消費を実質ゼロにするZEH(ゼッチ)住宅の普及事業などを進める方針だ。

 岩倉博文市長は4日の記者会見で「ゼロカーボンとゼロごみという二つのテーマで市民や企業の意識醸成を一番の使命として取り組みたい」とし、従来から重視してきたごみ減量やリサイクル率向上にも引き続き注力する考えを示した。

 市の大作戦事業は、岩倉市長が苫小牧市長選で初当選した翌年の07年度、ゼロごみを主題に初めて実施。福祉、スポーツとテーマを設定しながら断続的に展開してきた。新年度からの大作戦を終えた後、25年度には再び福祉をテーマに予定している。

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