帝国データバンク札幌支店は、昨年12月の道内景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした割合を引いた数値)は前月比0・1ポイント減の40・8となり、2カ月連続で悪化した。業界別では9業界中、金融、製造、卸売り、小売り、運輸・倉庫、サービスの6業界で数値が低下した。
全国平均(43・0)との比較では、25カ月連続で下回った。その差は2・2ポイントで前月と同じで推移した。
企業の規模別では、大企業が前月比0・3ポイント増の42・2となり、2カ月ぶりに改善。中小企業は0・2ポイント減の40・5となり、2カ月連続で悪化。中小企業のうち小規模企業も0・3ポイント減の40・6で、2カ月連続で悪化した。規模間格差は大企業が中小企業を1・7ポイント上回り、その差は前月から0・5ポイント拡大した。
業界別では、不動産が前月比4・8ポイント増の48・5となり、9業界中で最も高い水準に。一方、農・林・水産は0・1ポイント増の31・1と2カ月連続で改善したものの、最も低い水準となっている。サービスも0・3ポイント減の43・0と2カ月連続で悪化したが、昨年6月以降は40台を維持している。
先行き見通しでは、「3カ月後」が41・1(前月調査40・6)、「6カ月後」が42・3(同41・9)、「1年後」が43・2(同43・5)。「3カ月後」と「6カ月後」の2指標が前月調査から改善し、「1年後」が悪化予想だ。
同支店では、インバウンド(訪日外国人旅行者)の増加を実感している声も聞かれるが、新型コロナウイルス感染者数の高止まり、ウクライナ問題の長期化、物価高、人手不足など懸念材料は依然として多いことを指摘。「先行きの不透明感を拭えない状況は今後も続く」とみている。
調査は昨年12月16日~今年1月5日に、道内企業1189社を対象にインターネットで実施。561社から回答を得た(回答率47・2%)。
















