子どもの頃は伸び伸びと遊びました。近所の友達と野球をしたり、川へ行ったり、木に登ったり、日が暮れるまで遊んでいました。今、振り返ると子ども時代の遊びは真剣。鬼ごっこでもトランプでも、真剣だからすごく考えていましたし、だから学ぶことも多かったと思います。
年を重ねるごとに遊びの内容が変わっていき、友達とのおしゃべりなどが「遊び」となりました。そして、周りの視線が大人になるにつれて変化し、「遊び=悪」と見られているように感じることが増えました。
遊んでいると見られないよう、必要以上に仕事をしたり、遊びたい気持ちを抑えたりしたのですが、自分の心を満足させるために真剣に考えることが、薄れていったように思います。
生を受けて半世紀を過ぎ、自分の理想の生き方は?これからどうしたい?と生き方を考えてみました。出た答えは人生を真剣に遊び尽くす!でした。仕事も活動も趣味も常に真剣! 遊びの心、自由さをもって取り組むことです。
先日、大人も子どもも一緒に真剣に遊べるイベントを白老町で開催しました。同じ空間で同じ遊びをする体験は、親子、友達、町民などの絆を深めることにもなります。このイベントを進めるに当たり、困難なことも多々ありましたが、真剣勝負で思いっ切り遊ぶと決意し、準備を進めました。当日、思いっ切り遊ぶ皆さまの笑顔が元気の源となり次への活力へ―。
(NPO法人ウテカンパ理事・白老)









