売上高 初の5千億円超 21年度の 道内IT産業 22年度も最高更新見込み 道推進協発表

売上高 初の5千億円超 21年度の 道内IT産業
22年度も最高更新見込み 道推進協発表

 道内のIT企業などでつくる北海道IT推進協会は、「北海道ITレポート2022」を発表した。21年度の道内IT産業の売上高(推計)は前年度比4・4%増の5086億円となり、06年度の調査開始以来初めて5000億円を超えた。22年度も同3・4%増の5260億円と2年連続で5000億円台を維持し、最高を更新する見込みだ。

 21年度の業績については、「増収」が57%で「減収」(29・6%)を27・4ポイント上回った。

 増収企業のプラス要因(複数回答)は、「道内受注量の増加」が35・8%で最多。これに「首都圏受注量の増加」(30・1%)、「新規顧客の開拓」(23・8%)が続いた。

 一方、減収企業のマイナス要因(複数回答)では、「道内受注量の減少」が64・9%を占めて最多。以下、「人手不足」26・3%、「首都圏受注量の減少」22・8%の順。

 21年度の総従業者数は前年度比1%増の2万3019人。全従業者数に占める女性の割合は平均25・1%となっている。

 採用状況では、新卒採用が「計画通り(またはそれ以上)に採用できた」企業は38・5%で、「計画通りに採用できなかった」(19・8%)を上回った。一方、中途採用は「計画通りに採用できなかった」が40・1%で、「計画通りに採用できた」(16・7%)を上回った。

 離職率に関しては、28%の企業が「0%(離職者がいない)」と回答。一方、「離職率2%以上」の企業は56・1%と半数を超えた。不足している業務部門(複数回答)ではSE(システムエンジニア)が最も多く、77・6%と8割近くを占めた。

 経営課題(複数回答)では「人材の確保・育成」が78・8%でトップ。これに「営業力の強化」が53%、「技術力の強化」が48・3%で続いた。

 今後、力を入れたい分野(複数回答)では、「業務系(全般)」が59・9%で最も多い。以下、「クラウド」(38・7%)、「DX(デジタルトランスフォーメーション)支援」(21・2%)の順となった。

 レポートは、道内に事業所があるIT企業883社を対象に昨年秋に実施した実態調査を基にまとめた。195社から有効回答を得ており、有効回答率は22・1%だった。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る