千歳の男児遺棄で弁護側証人、蓮田院長 孤立出産防止を

千歳の男児遺棄で弁護側証人、蓮田院長 孤立出産防止を
初公判で弁護側証人を務め、報道陣の取材に応じる蓮田院長=1月31日、札幌地裁前

 弁護側証人として出廷した慈恵病院の蓮田健院長が公判後、報道陣の取材に応じた。小関彩乃被告が妊娠を周囲に打ち明けられず犯行に至ったことについて、「虐げられた過酷な人生で、非常に気の毒に思う」と述べ、孤立出産を防ぐ必要性を指摘した。

 同病院は匿名で乳児を受け入れる「こうのとりのゆりかご」を運営し、これまでに161人の乳児を保護した実績がある。蓮田院長によると、被告はインターネットで「北海道 赤ちゃんポスト」と検索しており、同病院の存在も高校の授業で知っていたが「(熊本は)距離が遠く、経済的に厳しかった」と頼れなかった理由を話したという。

 蓮田院長は、誰にも相談できない妊婦について「理解し、寄り添わないと、また(同じような事件が)起きると思う」と懸念。病院以外で身元を明かさず出産できる環境の拡充を訴えた。

 公判では「大出血があり得る」と孤立出産の危険性に触れ、孤立出産を選ぶ女性は「親に知られることにおびえている」などと証言した。

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