海アメマス狙う 実釣ならずに雪辱誓う

  • 釣り
  • 02/02/2023
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東港中央水路の砂浜。ルアーで海アメマスを狙う

 厳冬期の海釣りは対象が限られる。かつては産卵前後のコマイが人気だったが、近年は狙って釣るのが難しいほどに減った。ならば海岸からルアーを投げて狙える海アメマスの様子を探ろうと1月下旬、苫小牧市弁天の海岸を訪ねてみた。

 この時期、苫小牧や近郊の海岸でポツポツと釣果が聞かれるのが海アメマス。今年3年ぶりに再開されている後志管内島牧町の「アメマスダービー」では過去大物が上がっているが、苫小牧エリアでは40センチ前後が平均。食材としての人気は高くないものの、この時期の好ターゲットとして狙う釣り人は少なくない。

 タックルは、11フィートのルアーロッドに4000番のリールを装着。ラインはPE1号にスペーサーをつなぎ、6号のフロロカーボンをリーダーとして結んだ。

 ポイントは苫小牧港・東港一本防波堤付近の砂浜。2人がさおを振っていた。聞けば釣況は芳しくない。とはいえ先週の一級寒気流入前にはアメマスが上がっており、実績は確認済み。厳しい釣りはもとより覚悟の上と、30グラムのジグをセットしてキャストした。

 ルアーの届く範囲は70メートル程度。水深が浅く魚影は薄いものの、餌となる小魚がいれば手前まで寄って来る。アメマスの姿は見えずとも、ジグが視界に入れば反応すると信じて1時間ほどキャストを続けた。

 するとルアーが着水した直後のフォールのタイミングで”ググッ”と手応え。すぐに合わせたが瞬間、フッと抜けた感じになり手応えは消えた。その後1時間ほど投げ続けたが結局、魚信はその一度きりだった。

 真冬日の釣行は厳しい。体の防寒装備は万全でも指先はしびれ、リールのラインローラーやロッドのガイドには氷が付着する。気付けば先着の2人も既に撤収。辺りを見回すとエゾシカの群れに遠巻きに囲まれていた。この日はここで終了。海アメ実釣リポート完成を目指し、再トライを期す。

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