鈴木陣営事務所開き 池田氏出馬最終調整 道知事選 告示まで約7週間

「直道コール」で士気を高めた鈴木知事(中央)の事務所開き=1日午後1時40分ごろ、札幌市中央区

 告示(3月23日)まで7週間余りに迫った道知事選(4月9日投開票)へ向けて1日、与野党陣営とも活発な動きを見せた。1月28日に再選出馬を表明した鈴木直道知事(41)の与党陣営は、札幌市中央区のススキノ地区で後援会が選対事務所を開設。道政継続へ士気を高めた。一方、同29日に野党陣営の4者会議(立憲民主党道連、国民民主党道連、連合北海道、北海道農民政治力会議)から出馬要請を受けた立憲民主党の池田真紀前衆院議員(50)は札幌市厚別区で、地盤の道5区の緊急拡大集会を開催。出馬表明の環境整備に向けて最終調整に入った。

 ■与党陣営

 無所属で出馬する鈴木知事には自民、公明両党が近く推薦を決定する。地域政党「新党大地」は既に推薦を決めている。

 後援会「活力あふれる北海道の未来を実現する会」(似鳥昭雄会長)は、昨年の参院選道選挙区で長谷川岳参院議員も使用したススキノの中心部(南5西3)に選対の拠点を設けた。

 支持者でぎっしり埋まった事務所開きでは、大谷喜一会長代行が「2期目も課題は山積。もう一踏ん張りしてもらわなければならない」と冒頭あいさつ。自民党道連の高橋はるみ会長代行は「しっかり実績を残された。自民党国会議員もしっかり応援していく」と語り、公明党道本部の阿知良寛美幹事長、新党大地の鈴木宗男代表、歌手の松山千春氏もエールを送った。

 マイクを握った鈴木知事は「前例のない新型コロナウイルスへの対応をはじめ、次々に課題が降り掛かって来る中、日々全力で取り組みを進めてきた」と1期目を振り返った。「道民の暮らしは大変厳しい状況にある」と強調し、「エネルギー、デジタル、食の三つをキーワードに北海道の持つ価値を押し上げていきたい」と力を込めた。

 最後に出席者が牛乳で乾杯し、「直道コール」を繰り返して勝利を誓った。

 ■野党陣営

 4者会議から正式に出馬要請されたばかりの池田氏は、道5区(札幌市厚別区、千歳市、恵庭市など)の緊急拡大集会を開催した。立憲民主党道連の勝部賢志会長代行と梶谷大志幹事長も出席。「保守王国」の5区で過去3度にわたり自民候補と激戦を繰り広げてきた池田氏の支援者に、知事選出馬要請の経緯を説明した。

 立憲道5区総支部代表を務め、次期衆院選の候補予定者でもある池田氏は「昨年末まで5区の道議選など激戦区に寄り添い、統一地方選へ向かおうと思っていた」と切り出し、出馬要請は「私自身も本当に驚いている」と心境を吐露した。「反響が大きくて、いろんな声が届いている」と明かし、出馬の可否には触れず「何があっても皆さんと一体で、統一選で汗をかいていく」と語った。

 終了後、記者団の取材に応じた池田氏は、知事選出馬要請に対する支援者の反応について「正直、半々です。やはり政治を変えるために出馬すべきとの声もある」と説明。「整理すべきものをしっかり整理し、一定の結論を出したい」との姿勢を示し、結論時期は「今週、来週あたりにやらなければ間に合わないと思っている」と述べた。

 関係者によると支持者の理解を得て、今月上旬にも最終判断する見通し。出馬要請を受諾することが濃厚な情勢だ。

 知事選には無所属新人の門別芳夫氏(61)も出馬を表明している。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る