再エネ促進区域を設定 脱炭素へエコカー普及も 市、第4次環境計画案まとめる

再エネ促進区域を設定 脱炭素へエコカー普及も 市、第4次環境計画案まとめる

 苫小牧市は、第4次環境基本計画(2023~30年度)案をまとめた。同計画は、温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指す「第1期ゼロカーボン推進計画」にも位置付け、苫小牧全体の二酸化炭素(CO2)排出量を30年度までに13年度比で48%減らすことを目標に各種施策を盛り込んだ。市は今年度内に策定する。

 計画案では▽広げよう! ゼロカーボンとみんなの暮らし▽実現しよう! ゼロカーボン産業都市▽目指そう! 資源が循環する053(ゼロごみ)のまち―などを基本目標に設定。地球温暖化対策を中心とした計15項目の基本施策を示した。

 施策では、生態系や環境に配慮した再生可能エネルギーの導入促進区域を市内に設定。温暖化防止につながるエネルギーの利用を進める。また、消費電力の少ないLED(発光ダイオード)照明の活用を推進。道路灯では、21年度時点で30%のLED設置率を計画期間中に60%へ引き上げ、公園灯も同26・5%から100%にする。公用車の電気自動車(EV)化や公共施設へのEV充電設備の設置を進め、事業者と市民にもエコカー利用を促す。

 環境省の交付金「重点対策加速化事業」を生かし、自家消費型太陽光発電や、断熱性能の高い住宅の普及に向けた補助金、融資などの制度を強化。中小企業への低利融資で省エネ機器導入も支援する。

 また、温室効果ガス削減の意義を伝え、省エネ行動を促す環境教育や、マイカーに代わりバスなど公共交通の利用を促す啓発事業にも力を入れる。さらに家庭や事業所から出るごみの減量を啓発し、廃棄物焼却処理に伴うCO2の排出量を減らす。

 施策の展開により、部門別のCO2排出削減の目標値を13年度比で家庭部門66%減、業務部門51%減、産業部門38%減、運輸部門35%減、廃棄物部門25%減と設定した。

 市環境基本計画は今年度、3次計画(18~27年度)の中間見直しの年だったが、ゼロカーボンを巡る国内の情勢などを踏まえて4次計画として作り直し、特に温室効果ガス排出削減に力を入れる方針に転換した。

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