道は10日、2023年度当初予算案を発表した。4月に知事選を控えた骨格予算で、一般会計は22年度当初比11・6%減の2兆8507億円。4年前(19年度)の知事選に比べると、新型コロナウイルス対策費を計上しているため9・2%増となり、「骨格」としては1999年度(3兆2461億円)に次いで過去2番目の規模となった。17日に開会する第1回定例道議会に提案する。
「骨格予算だが、行政運営の継続的かつ円滑な推進を図るため、政策的な経費も個別に検討し必要額を計上した」(藤原俊之総務部長)。特別会計(1兆209億円)を合わせた予算総額は、今年度当初比9・2%減の3兆8716億円となった。
一般会計の歳入面では、骨格予算のため地方交付税は今年度当初比14・8%減の5427億円。道債の発行は16・8%減の4308億円に抑制する。一方、道税は地方消費税や法人2税の増収を見込み、4・7%増の6512億円とした。
歳出面では、段階的な職員の定年年齢引き上げで「新年度は定年退職者がゼロ」(総務部)のため、退職手当が大幅に減少(36・1%、156億円減)し、人件費は2・4%減の5341億円。ただ、道債償還額は0・2%増の6515億円。道債残高は21年度に過去最多の5兆9600億円に達しており、引き続き借金の返済が重くのしかかる厳しい予算編成となった。
主な事業では▽新型コロナウイルス感染症対策▽コロナ禍における価格高騰など緊急経済対策▽ゼロカーボン北海道の実現―の3本を柱に据えた。
5月8日に感染症法上の位置付けが「5類」に引き下げられるコロナ対策では、引き続き病床確保促進事業に709億円を計上。ワクチン接種促進事業にも34億円を盛った。
緊急経済対策では、原油・原材料価格高騰の影響を受ける中小・小規模事業者へ専門家を派遣する事業に1億4700万円を予算化。食品製造業者に対しては、全国のスーパーなどと連携し、持続的な道産食品の販路確保を支援する事業(9600万円)も展開する。
「ゼロカーボン」では、事業者の取り組みを支援する「ステップアップ貸付」を融資枠20億円で新設。道民・事業者・市町村に情報発信を行って意識の向上を図る「脱炭素型ライフスタイル・ビジネススタイル転換促進事業」(1000万円)も新規で取り組む。
この他、4月のG7(主要7カ国)札幌気候・エネルギー・環境相会合の警備経費に900万円を計上。7~8月に道内19市町を会場とする全国高校総体(インターハイ)の開催経費として7億2000万円を盛り込んだ。





















