イスラム主義組織タリバンの支配によってアフガニスタンの女性の権利が奪われている状況について学ぶ講演会が11日、苫小牧市文化交流センターで行われた。室蘭工業大学の清末愛砂教授が同国初の独立系女性団体RAWA(アフガニスタン女性革命協会)の現状を語り、「命を賭し、次世代のために活動している人がいることを知って」と訴えた。
市民グループ思想と信教の自由を守る苫小牧市民会議(丸徹代表)が建国記念の日の同日、平和の在り方を考える機会として企画し、市民ら41人が参加した。
清末教授は同国の男女格差に基づく暴力の研究家で、RAWAと連帯する会の共同代表も務める。講演会では、1977年の設立時から、女性を含むすべての人の人権と自由が認められる社会の実現を目指して闘ってきたRAWAについて説明した。
2021年8月のタリバン再支配後、女性の職業選択の自由や教育を受ける権利が奪われている中にあっても、RAWAのメンバーは危険を承知で同国にとどまって活動を継続していることを強調。中でも、タリバンの監視をくぐり抜けて子どもたちが学ぶ場を守り続けていることに触れ、「とても厳しい状況だが、今よりも苦しい時代を経験している人々なので、きっと負けない」と語った。
17年に市内で開催された女性会議苫小牧大会の「平和分科会」に講師として来日したアフガニスタン女性3人の現在の様子も報告された。3人ともさまざまな理由から同国を離れているが、「同国で学び続けている子どもは今も存在している。これからも支援活動を続けたい」と力を込めた。
















