苫小牧ジュニア体操クラブ(澤井智代表)は、23日に苫小牧市総合体育館で行う体験会の参加者を募集している。昨年3月に続く2度目の開催で、子どもたちに体操の楽しさを感じてもらい、競技人口を増やすことが目的。
同クラブは1980(昭和55)年、苫小牧体操連盟(岡林雅祥会長)主導で創設された。同連盟に加入している唯一のクラブとして、市総合体育館を拠点に週2回活動している。
しかし、現在は部員数不足に悩まされている。ピークだった80年代には60人以上を抱えていたものの、以降は部員数が右肩下がり。特に新型コロナウイルスが流行し始めた2020年以降は深刻で、19年に40人いた生徒も現在は21人に落ち込んでいる。
瀬林あゆみ副代表は「練習機会が激減し、緊急事態宣言下では1カ月半できなかったこともある」と話す。加えて進学による他競技の部活動への流動や、市内の高校には体操部がないことから継続したくてもできない環境もあり、部員数減少に歯止めがかからない。
体験会は23日の午後2時から市総合体育館で行われる。対象は年長から小2。跳び箱や鉄棒、トランポリンなどで体を動かす。「体操は体幹を鍛え運動のセンスを伸ばしてくれるので、他のスポーツにも応用できる。ぜひ参加を」(瀬林副代表)と呼び掛けている。締め切りは20日で、保険料が別途500円必要。動きやすい服装と運動靴、飲み物などを持参するとよい。問い合わせや申し込みは岡林さん 携帯090(9515)1871まで。

















