次世代半導体工場誘致へ 新会社ラピダス 本社機能移転も 知事会見で本道優位性を強調 

次世代半導体工場誘致へ 新会社ラピダス 
本社機能移転も 知事会見で本道優位性を強調 
ラピダス半導体工場の本道誘致へ意欲を示した鈴木知事=17日午後5時10分ごろ、道庁

 鈴木直道知事は17日、定例記者会見を開き、国内主要企業が出資し次世代半導体の国産化を目指す新会社Rapidus(ラピダス、東京)を16日に訪問し、本道への工場誘致を要望したことについて「単に製造拠点だけではなく、製造研究、人材の育成が一体となった複合拠点として、首都圏にある本社機能もこの拠点に移してほしいとお願いした」と説明し、「メードイン北海道の半導体を世界に届けていく。(次世代半導体工場は)北海道こそふさわしいと思っている。ぜひ実現していきたい」と意欲を示した。

 ラピダスは昨年、日本の半導体産業の復活を目指してトヨタ自動車、NTTなど8社の出資で設立。完全自動運転や人工知能(AI)で活用が見込まれる次世代半導体の生産を目指している。工場用地は道内では千歳市が有力視されており、道外を含めた複数の候補地の中から決定する方針を示している。

 知事は16日にラピダスを訪問し、小池淳義社長と面談したトップセールスについて「特定の場所を提案したのではなく、北海道の優位性、政策の考え方を話した」と述べ、優位性に関しては「水、人、エネルギーと自然に囲まれた広大な産業用地、国内外のアクセス」を説明したという。小池社長からは「立地場所としてどこが適しているか現在、情報収集している。知事の熱意、北海道の状況についてはよく理解できた。北海道を含めて引き続き適地の検討を進めていく」との話があったという。

 知事はラピダスの取り組みについて「2025年の前半までにパイロットラインを造り、20年代後半に量産化を開始する」という”スピードプロジェクト”であることを指摘。さらに「報道によると技術確立までに2兆円、量産ライン整備に3兆円規模と合計5兆円規模の極めて大きな投資案件になる」と強調。本道誘致が実現した場合「従来のサポートではなくて、特段のサポート体制が必要。どのような支援ができるか、しっかり検討していかなければならない」との姿勢を示した。

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